パワフルに生きる心理学

PTSDを患って知った心の仕組みや健康についてまとめています。

正しく考える


「今辛いのは、かつて入れ物に入れて、ぐるぐる巻きにして封をして、地中に埋めた、辛い記憶と感情の蓋が開いてきたからだろう」

辛い出来事から約7年後、漸く精神科でカウンセリングをお願いした時に、この様に言われました。

今思えば、記憶の蘇りと共に、かつて辛かった時と同じ精神状態に再び陥ってしまい、強い感情を制御できなくなってしまった様に思います。

精神科に相談する前は、様々なトラブルに悩み、ずっと警察に相談していたのですが、そこでも、詳しい警察官に、「辛い出来事を経験すると、その様な精神状態になる」と言われていました。

一言で言うと、感情が「辛い出来事の辺りにタイムスリップ」してしまったのです。

ただ、日常生活はまともに送れており、「時折強い感情に苦しむ」状態だったため、「自分で何とかできるかもしれない」と思い、記憶の回復からカウンセリングの開始までに2年以上要してしまいました。

結論から申し上げると、日常生活がまともに送れたとしても、「時折強い感情に襲われる」という事実は、とにかく「自信」を奪います。

「恐れ過ぎると鬱になる!」で書きましたが、当時は「メンタル管理には万全を期していたつもり」が、鬱になって体も壊し、仕事も失い、これも自信を失う原因になったと思います。

これも将に「途方に暮れた」としか言えない状況でした。

ただ、少しカウンセリングして、日記をつけて分析して、すぐに気付いた事がありました。

「健康を蔑ろにした修行に気付いたこと」などで、少しずつ、自信を取り戻す事ができました。

「人間の考え方」は中々変わらないもので、アルバイトなどで再び「修行」してしまい、半年後に又「動けなく」なってしまいました。

ただ、今回は主治医に泣きつき、少し休み、タイムリーなカウンセリングに支えられて、漸く考え方を変えるきっかけとなりました。

しかし、その様なアルバイトも、様々な事情で続けられなくなり、途方に暮れた私は、「35歳を目前にして再び警察官採用試験に挑戦する」という暴挙に出ました。

しかし、途中で臨時のアルバイトも始め、「勉強」「ジョギング」「アルバイト」と、再び「修行」して体を壊してしまいました。

一度体を壊して退職しており、合格する見込みが無く、合格したところで、又、体を壊すかもしれないと内心考えていたため、実は「いまいち、乗り気がしてなかった」というのも、ストレスになったと思います。

「モチベーションが無い」まま、それに気付かないふりをして修行したために(他にも事情はありましたが…)又、心身共に打ちのめされて凄まじいダメージを受けてしまいました。

その様な時に、偶々会った高校時代の部活の恩師などに「もう若くないんだから、無理するな。」と言われるなどして、納得して、結局試験は受けませんでした。

主治医にも、恩師にも、「渦中にあると、誰でも判断できなくなってしまう」と励まされました。

できる事は、「渦中に陥らない様に気を付けること」以外に無いのですが、私は何故か「公安警察」に間違われて、修羅場が発生したりと、「嵐に巻き込まれやすい」ところがあるので、「直感」を研いて面倒を避けたいと常に考えております。

体を壊してしまうと、働けなくなってしまい、自分も会社も困ってしまいます。

求められるのは、「修行」ではなく、「健康な心身」で、自分の健康は自分で護るしかありません。